【雑記】競技プログラミングという分野を知っているか?
ちょっと生意気な話の入り方ですが、
競技プログラミングという分野(分野と呼ぶのか?)を知り、参加し始めているのでその話をします。
競技プログラミングが、日本の将来を変える、大きな起爆剤になるかもしれない。
そう思っています。
目次
- 競技プログラミングについて簡単に説明しましょう。
- 小学生は、賞金をモチベーションにプログラミングを頑張ります。
- 企業は、コンテスト(大会)を開くことで自社を知ってもらう
- つまり、優秀な社員を入社させるのに、すぐに見つかるのは奇跡に近い。
- 競技プログラミングがどんな内容なのか?
- 日本でも、プログラミング教育が始まりますよね。
- ここに競技プログラミングが入って来ますと、以下に様変わりします。
- 余談:
簡単にいうと、
小学生に、どうやってプログラミングを教えていくか?
学ぶためのモチベーションはどうするか?という点を突き詰めていった結果、
ずっと決め手に欠ける状態だったのですが、競技プログラミングというとても良いものがあるということに気が付いた。
これを活用することで、日本が再び経済急成長することになるのでは?と考えたのです。
競技プログラミングについて簡単に説明しましょう。
・プログラミングの問題がでるコンテスト(大会)がある
・大会の上位入賞者には賞金がでる
・就職などの面倒も見てくれる
・Ratingと呼ばれる、自分のレベル(強さ)の様なものが測れる
どうでしょうか?競技プログラミングに興味が湧いて来ましたか?
小学生は、賞金をモチベーションにプログラミングを頑張ります。
小学生には、プログラミングを頑張ってもらって、社会人と同様に問題を解いてもらいます。その中で、小学生が上位に食い込むと注目され、話題になります。メディアの取り上げ方などにもよるかと思いますが、天才小学生、などと呼ばれるのでしょう。
小学生が優秀なプログラマである、ということになると、企業は囲い込みをしたくなります。青田刈りですね。
将来優秀なプログラマになるとわかれば、企業は教育にお金をかける理由ができます。
どう育つかわからない社員を教育するより、よっぽど説得力があります。
では、そう言った、天才小学生ってどれくらいいるの?って話。
私の感覚では、埋もれているけど実は結構いるんじゃない? という気がします。
日本人だけでも、おそらく数百人くらいは、結構できる子がいるのでは。
企業は、コンテスト(大会)を開くことで自社を知ってもらう
では、企業がそう言った、優秀な子を見つけるにはどうしたら良いでしょうか?
メディアを使ったり、自社HPで募集、SNSで見つける?
これらより効率が良い方法が、競技プログラミングの大会を開くことです。
しかも、年齢などで制限を行えば(例えば小学生のみ参加できます等)、
確率がかなり上がるでしょう。申し込みに当たって、氏名の他、個人情報を登録してもらうことで、いろんな情報をえることができます。つまり、
青田刈りをする個人情報をえることができます。もちろん、この時の大会の開催は企業の資金で行います。
大会を開催するための、資金なんて企業には出せない?本当にそうでしょうか?
賞金の規模なんて、数十万くらいのもんです。人一人を1ヶ月雇う程度なものです。
優勝者に20万とか、2位に15万とか。そういうレベル。
他の業態では違うかもしれませんが、
IT企業でフリーランスの人を1ヶ月雇う場合、普通レベルのエンジニア(普通に仕事ができる人、という意味です)でも、大体100万円くらいかかります。その資金を大会運営に回すことで、超優秀な人材が集まるかもしれないのです。
それを出せないという様な企業は、目先のこと(今)しかとらえられていない。
数年後まで会社が持つかどうか怪しいもんです。
そういう会社は、中の社員にもわかるので、淘汰されていきます。
つまり、優秀な社員を入社させるのに、すぐに見つかるのは奇跡に近い。
・教育して使える人材に育てていく
・小学生から教育していく
・プログラマとしての小学生は将来有望
・それを発掘するための方法が競技プログラミング
ということを考えるのが良いということなのです。
広い意味で、競技プログラミングに興味が湧いてきたでしょうか?
競技プログラミングがどんな内容なのか?
これはちょっと調べて貰えばわかるので、
ここでは割愛します。
簡単に言えば、
数学・物理・化学・社会で実際に検討されている効率化の問題、
をプログラミング化する、という様な問題です。
私は、AtCoderという日本の競技プログラミングを提供しているサイトを利用しています。
最初はよくわからん、自分の実力を伸ばすためだけに利用しようと考えていました。
今は、全然違うところを見ています。
競技プログラミングを広め、プログラミング塾を運営し、その後のプログラマアスリートによる日本の将来についてまで考えるようになりました。
日本でも、プログラミング教育が始まりますよね。
文科省でも、検討されています。以下は文科省のサイトへのリンクです。
内容をみても、イマイチ、何を教えればいいねん?って状態です。
ITエンジニアがみてそう思うのですから、現場で教える先生方はもっと、そのように思っていることでしょう。
教わる方も、何が楽しくてやるねん?って感じ。面倒い教科が1教科増えたなーみたいな感じでしょうか。
ここに競技プログラミングが入って来ますと、以下に様変わりします。
・何よりプログラミング楽しい!が発生する
・プログラマを育成する
・教える内容はほとんど(ある程度)決まっている(過去問とかある)
・頑張れば賞金がもらえる(上位入賞者)
・世界で戦える人材を教育できる(世界大会もある)
・あまり成績が振るわなくても、それは無駄にはならない
(就職などの役にたつ、就職の1次試験等が免除されたりする)
・何より小学生なら、この先頑張ればいくらでも伸びる可能性がある
・競技プログラミングを教える塾なども経営が始まる(!)
教育に熱心な親御さんであれば、絶対通わせるようになるはず。
・学ぶ本人たちには副作用として(国としては、メインの作用である)、IT技術がみに付き、企業としてはIT企業が大きく発展する可能性がある(GAFAの様な大企業を作って欲しい)
どうですか?いいことづくめの様な気がしませんか?
まあ、確かに競技プログラミングをやっている人が実際に仕事で使えないなどの話が出てくることもある様ですが、私は小学生の競技プログラマの話をしているので、仕事の話は随分先の話になります。その頃には、随分と技術を身につけているでしょうから、後から違う技術を勉強するのもきっと早いでしょう。
余談:
私は、職業としてITエンジニアをやっていますが、毎日、技術を伸ばすためにどうしたら良いか、自分以外の人の技術を伸ばすためにはどうしたら良いか?と考えています。せめて自分の周りだけでも・・出来るなら、日本全体を良くするにはどうしたら良いか?とずっと考えていくことで、もしかしたら自分が出来ることがあるかも。変わるかも。と思っているからです。
日本は、思っているよりも不幸な人が多い。みんなが不景気を感じている。
自分より、年上の人たちを見てみなよ。楽しそうにしている人がおらん。
自分らも、何年後かに、その様になるんやで。そう言われている様に思える。
それに加えて、私の世代は、
不景気だ、人口が減る、仕事がAIに奪われる、今は冬だ、みたいなことをずっと言われ続けて来た。
ここに原因があると思っている。
まとめると、以下の様になる。
・自分より上の世代の人たちが楽しそうに見えない。
・楽しそうに見えないから、自分たちもいずれそうなるのではないか?と思っている。
・今は不景気だ、これからはもっと辛くなるということを小さい頃から言われ続けて来た。
だからせめて、私たちよりも未来を生きることになる世代にはせめて、幸せになってほしい。そのためにはどうすれば良いかを考え、小さいことから実行し続けることと、自分たちは今楽しいということを発信し続けていく必要があると考えています。
やはり、景気を良くすることが最高のカンフル剤になることは確かなので、
私が考える一つの結論としては、GAFAの様なでっかい企業を日本にいくつか打ち立てることで問題が解決するのでは無いかと考えます。
そのためには何が必要か?いくつも考えていましたが、結局は以下の二つに集約されました。思考の過程は、面倒なので割愛します。
・小さい時からプログラミングに触れている中でしか、到達しない領域がある
・本当に楽しんで仕事する者たちにしか到達しない領域がある
プログラミングに精通することが、社会において重要なのはみんな気が付いていると思いますが、プログラミングができないと生きていけないかと言われるとそうでは無い。
ではなぜプログラミングが重要と言われるのか?
これは世界の情勢を見ればわかるからです。
・IT企業の規模(時価総額)のでかさ
・IT企業の成長力
・IT以外の企業の規模(時価総額)
世界の時価総額ランキング、みていますか?
「時価総額 ランキング 世界」などを指定して検索してみてください。
10位以内にIT企業が何社ランクインしているでしょうか?
2018/12/31現在で、7社。
世界で、IT以外の会社が3社しかないんですよ。
これだけを比較しても、IT企業の強さがわかります。
さらにもうちょっと見れば、IT企業の強さは、以下が見えて来ます。
・純粋に人材の強さ(その人の技術スキル かける 人数)に直結しやすい
・在庫や、施設投資が少なくてすむ可能性が高い
・そうなると、純粋に利益率が高い仕事になりやすい
倒産する可能性は、施設投資に失敗したとか、ほとんど無い。
インフラまで構築を行う様な、総合会社になるとありえるかもしれませんが、基本的には、Appleやアルファベット(Googleのことと考えて下さい)は、多少プラットフォーム的な部分(これをインフラと呼ぶかはお任せしますが)まで持っていますが、FacebookやAmazonは、自社サーバー程度しか資産らしい資産が無いと考えることができます。
IT企業と比較して、
原発や、新幹線の技術輸出など(ITのインフラではなく、いわゆる社会インフラですね)を作ろうとして、大きく儲けようとしても、失敗するまたは、大きなリスクなどが計り知れないですよね。
つまり、
リスクの上でITは低く、利益はITが高い。
総合商社や一般の大企業では、リスクが高く、利益率が低い、社会インフラの仕事をやらなければならないという使命がある。
(なぜなら、巨大なIT企業がこういう事業をやらないことが多く、次の企業規模を考えると、総合商社や、通常の大企業じゃないと、この規模の資本が必要な仕事はできないためです)
損していると思いませんか?
でも、GAFAに代表する様な、どでかい企業はIT企業だ。
世界の時価総額ランキングで、IT企業以外はどんなところがありますか?
10位以内のランキングを見てみて下さい。
さらに言えば、20年前のこのランキングでは、どんな企業がいましたか?
どんな分野が上位にランクインしていたか、考えて下さい。
私が知っているのは、エクソンモービルや、ロイヤルダッチシェルなどの石油系、
コカコーラなどの食品・飲料系、ウォールマートなどの巨大スーパー系、JPモルガンなどの金融系などです。それらをあっという間にごぼう抜きしてIT企業がランクインしてきています。
ITの伸びは凄まじい。
小学生の伸びも凄まじい。
これを掛け算すると、最強かける最強=超最強 になると思いませんか。
落合陽一氏も言っていますが、
何かにお金を欠けるなら、教育にかけるのが圧倒的にコスパが良いとのこと。
日本の未来を輝かせるには、大人が良い方法で教育して行きたいものですよね。
競技プログラミングを推して、日本人の子供を教育し、日本再興を目指していきましょう。