【書評】シリコンバレー流 科学的に自分を変える方法 ZONE STEALING FIRE
- 読む前に確認したいこと
- キーワード:これらを良く見て・確認して行きたい:
- 表紙、帯等から拾える情報
- 東洋経済オンラインでも取り上げられた。
- 本の構成
- 本書が私に活かせる箇所:
- 本書で疑わしいと思っているところ
- 今後と実践、まとめ
- 私ならこう言うタイトルにする
- バーニング・マンJapan
- ART THEME : SKY ISLAND
読む前に確認したいこと
またまた、パフォーマンスに関する本だ。健康やパフォーマンスに関する知見を広げる機会と思って、この手の本は出るたびに買っている。
帯の自己変革法、に惹かれてしまった!!
キーワード:これらを良く見て・確認して行きたい:
表紙、帯等から拾える情報
シリコンバレー、科学的、ZONE、スティーブ・ジョブズ、イーロンマスク、結果をだす人たち、エクストリーム、自己変革法、パフォーマンス、瞑想、脳内物質、コントロール、閃く、自信、集中力、エクスタシス、バーニング・マン
なんか、想像もつかない言葉があるぞ。バーニングマンってなんだ?
燃え男?燃え人間?熱中する人ってことか?
東洋経済オンラインでも取り上げられた。
本から引用する。
イーロン・マスクは皆さんも知っていますよね。
イーロン・マスクは、「バーニングマンに行ったことがないなら、シリコンバレーの住人とはいえない。ロサンゼルスでいちばんぶっ飛んでるパーティを1000倍にしても、まだまだ比較にならない」
以下の様な話もあるらしい。
バーニングマン特有の用語が会話に上ると、この人とは火を見つめながら人生の転機となる経験を分かち合ったのだ、と感じて友情が芽生えるという。
突然、なんの話か良くわから無いが、本の内容では、イーロン・マスクが、バーニングマンに参加せよと言っているらしい。バーニングマンに参加することが、人生を変える。こういうことなのだろうか。
本の構成
・ゾーンに入る方法について多角的(と言えるほどでもないが)、複数の視点で記載
・エクスタシス(この本では、ゾーンとほぼ同義と思われる)と呼ばれる、生まれ変わる様な体験について言及
・エクスタシスを体験する方法
・エクスタシスの効果
・科学的にゾーンに入る4つの方法
・ゾーンをコントロールする
これだけ見ると、すごく魅力的だ。すぐにでも見たい、読みたい、実践したい。
だが、
結論から言うと、どれも実施するには簡単ではない。
本書が私に活かせる箇所:
ゾーンに入るには、簡単ではないと言うことがわかった。
手間をかけるか、日本を出て、アメリカに渡るか、資産をつぎ込むか・・・
はたまた、大切な命をかけて代わりとして得るか。
やっぱり可能性はゾーンに入れる確率は低いが、
一番手軽で、安全な瞑想が良いと言うことだろう。
瞑想をしよう。
代わりに、あなたには、別の方法として、以下を進める。
「クレイジーなほどハイになって過ごせ」これでも効果があるらしい。
(もちろん、薬物は日本ではダメだ。絶対やめておけ)
本書には、パフォーマンスアップについての具体的な手法についてはあまり書かれていない。 パフォーマンスアップには、以下の超ストレス解消法の方が効きそうだと感じた。
highperformance.hatenablog.com
以下の最高の体調もいいだろう。
highperformance.hatenablog.com
本書で疑わしいと思っているところ
ゾーンに入るにはこんなに大変なのかと言うこと。
アスリートの人たちや、一流と言われる人たちが経験しているくらいのものだからそうだろうなとは思っていたが、お金をかければ、そして時代が許せば一般人でもゾーンに入れる時代がくる感じの記述だった。本当にそうだろうかと疑っているが、体験したことのない人からすれば、これがゾーンか?わからないな。
と言う話になるのかもしれない。なったことないのだから。
今後と実践、まとめ
重力と知覚を変化させることがキーポイントらしいが、詳しくは記載されていなかった。
瞑想をする以外では、日本人には現実的ではないと感じた。
強いて言えば、「サーフィンをする」は出来るかもしれない。
他は、
臨死体験をするとか、(末期ガンの患者が、病気が治った場合などが例にあった)
命をかけた行動をとるとか、(高い山で、スキーをやると事故を起こすなどの山頂からのスキーで降るなどのクレイジーなこと、と書いてあった)
化学物質を摂取する(「日本ではドラッグ」と言っているもの:MDMAとか、LSDとかが例に上がっている)、
テクノロジーで誘発させる(日本には、該当する様な提供場所がない様に思えるが、真面目に調べてはいない。瞑想が得意な僧侶の脳波をMRIの様な機器で分析し、それと同じ脳波を出す様に導いてもらう。僧侶の脳波のフィードバックを受けて、一般人のその脳波の状態を再現させる様にビジュアル化する、音をだすなどで導く)、などが出てきた。
瞑想は知覚の変化(目を瞑ることから始まり、感覚を養う系)、
サーフィンは重力を変化(させている?足場が不安定であれば良いのだろうか??
それともこれも、命がけのクレイジー系か?そこまで危ないとは思っていないが)、
とかそう言うことなのだろう。
サーフィンはいつかやってみたい。
「バーニング・マン」はお祭りのことらしい。
アメリカでは有名な奇祭と言われている。色々と制限事項がある。
バーニングマンで思いついたことを1ヶ月以内に実行に移してはならない、とか。
非常に気に入ったが、アメリカまで行かないと参加できない。いずれ行ってみたい。
バーニング・マン信者の人をバーナーと言うらしい。
バーナーが実際世界を変えていると言うことが熱弁されている。
皆さんも調べて見てほしい。
おそらくこれもクレイジーだが、他人のために尽くすと言う意味で、貴重な経験となるだろう。
グーグルには、ニューロフィードバック装置を備えたいくつもの瞑想室が存在する。
生産者から消費者まで一貫して安全管理された食堂が存在する。
他にも週末の冒険のためのチケット事前予約など、伝説に残りそうなほど有名な取り組みを数々行っていることで知られているが、その多くが、
「仕事の邪魔になるものを最小限」にし、
「従業員をゾーン状態に保とうとすること」を目的としている。
テクノロジーで最先端を行くと言われる所以はこのあたりにあるかもしれない。
Googleの様な、ゾーンに導くための環境を社員のために用意する。
この様な発想と行動力、資金力を提供して行く様な企業になりたいものだ。
私ならこう言うタイトルにする
ゾーンについてはそれほど詳しい記述はないし、日本人向けではなかった。
私なら、以下のタイトルにするが、これでは内容が伝わらないし、売れないのだろう。
世界を変える「バーナーとゾーン」
バーニング・マンJapan
Burning Japan | バーニングジャパン Homepage - Burning Japan | バーニングジャパン
日本でも同様なイベントが開催されているらしい。
2018年は、10月の体育の日の連休に群馬県吾妻郡嬬恋村の嬬恋牧場で開催
とのこと。
以下が概要の様です。
ART THEME : SKY ISLAND
空を見上げて、見える空より、もっと上に大地がある。空に浮かぶ島「SKY ISALAND」に住む人は、そこで生まれ、育ち、死んでいく。
彼らにとっては、この小さい島が、世界そのものだ。
小さい島では、地上とはまったく異なる光景が広がっている。太陽や星の存在を、全身で感じる。鳥や虫など、出会う生き物は見た目も動きも軽やかだ。人々も、お互いを助け合い、尊重し、認め合う。独りよがりなモノは、空では生きていけない。
この3日間、僕らも空の住人になる。そこで生まれ、育ち、旅立っていく。
空の住人になる・・・空島・・
ワンピースを思い出しますね。
読み込んでみた。
要は、参加者は皆、お客さんじゃないってこと。
楽しませて、一体感を味わう。そして終わったあとは元あった通りに戻す、そこまでやりましょうとのことだった。
ボランティアをやったり、レンジャーと言われる立場で行動したり、
アートや何かを提供する立場になるとか、色々あるみたい。
持ち物リスト:参加者だと思うけど・・・
【必ず必要なもの】
□ チケット/身分証明書
□ テント/ 寝袋
□ 飲み水/食べ物/飲み物
□ マイカップ /皿、箸、フォークなど
□ ゴミ袋/携帯灰皿
□ ライト&予備の電池
□ 動きやすい靴(スニーカーやトレッキングシューズなど)
□ 防寒具/雨具(夜は冷えます)
□ ファーストエイド/医薬品
□ 常識、オープンマインド、ユーモアのセンス、ポジティブな態度【強くオススメなもの】
□ 調理用コンロ
□ クーラーボックス
□ コスチューム、楽器、小道具、デコレーションなど
□ キャンプマーカー (旗や看板など、自分のテントを目立たせるもの)
□ ルミカライトやELワイヤーなど、身体に身につける光るもの
□ 虫除け/虫さされの薬
□ 耳栓 (あなたが寝たいときに皆寝る訳ではない!)
□ スペアの車のカギ
Oh....本格的なキャンプに見えますね・・・
水を持参すること
最も大事な注意点として、会場に「水」がありません。
キャンプ場の炊事場のように蛇口の並んだ流しもありません。
必要な水は参加者が各自で持参してください。排水設備がないので、水を持ち込んでも食事に利用した食器を洗うのが大変です。知恵の絞りどころだと思いますが、いくつかヒントを書いておきます。
- 紙コップ、紙皿を利用して焚き火で燃やす
- ラップで皿を包んでから使用する
- 山岳縦走スタイルを踏襲してキッチンペーパーで極限までキレイに拭く
- 山岳縦走スタイルにアルコール除菌をプラスする
- 洗いものたらいを2つ用意して、洗い物の汚水をミニマムに抑える
- 洗い物が面倒になったりしないメニューやサーブ方法を考える
- 原始人にもどる
食あたりには充分ご注意ください。
なお、最低限の汚水を回収できるよう汚水タンクを用意するので、折を見てタンクにまとめてください。すぐにトイレが使用不能になるので、絶対にトイレには流さない事。特に味のついた汁や油、具の散らかる液体などを、地面に吸わせないよう注意してください。水道がないので、シャワーやお風呂もありません。再入場は自由なので、近所の日帰り温泉に出かけて戻って来る事は可能です。
水がない、キャンプですね。
周りに人が多いとは言え、初心者や普段キャンプをやらない人には結構、
抵抗があります。
会場で提供するもの
基本的に参加者の手によって出来上がるとはいえ、街のインフラとなるいくつかの機能を実行委員側が用意します。チケット収入はこれらの準備に充てられています。
ゲート:会場受付。チケットと引き換えにリストバンド、入場の儀式を行います
センターキャンプ:インフォメーションセンター、掲示板、ステージ
フェニックス:街のシンボル、10月8日の夜に燃やす予定の木製フェニックス像
メディカルスタッフ:応急処置か医療機関への搬送が必要かを判断します
仮設トイレ:(牧草地に人間の落とし物をしないでください!) 運営側で用意するフードやドリンクなどの出店等はありません。
自炊の為の食材等は入場前に購入してから来る事をおすすめします。
なるほど、チケットが必要なんですね。
チケットは1万円くらいらしい。会場のインフラ機能と言っている物をこれに充てるらしいです。
Leave no trace 〜 ゴミは持ち帰る
何もないところに街を作ってまた何もない土地にして返すのが、バーニングマン関連のイベント全てに共通した心がけです。参加者自らが持ち込んだものは全て持ち帰る事で、会場にゴミを残して行かないようにします。会場にゴミ箱はありませんので、ゴミ袋を持参してください。
- ゴミになるものは持ち込まない。
- 買い物をしても必要ないもの、値札やパッケージなどは入場前に剥がしておく。
- 使用した後に始末に困るものは持ち込まない。 アートやパフォーマンスにバラバラ散らかるもの、ちぎれて飛んでいく弱い素材等を使用しない。羽根や紙吹雪、クラッカー等はご遠慮ください。
- ゴミが地面に落ちる前に集める。
- 誰のゴミであろうと見つけたら拾う。
ゴミ袋を持ってくる以外にも、協力して工夫しましょう。
なお、ゴミの野外焼却は禁止です。焚き火に入れて燃やすのは割り箸と紙類まででお願いします。
祭りの精神が美しいです。
参加してみたいと思わせる何かがそこにある。
参加すると、きっと本場のバーニングマンに参加したくなるのだろう。
以下もみて。会場のシンボルだけでも時を忘れそう。
タビッポさんの所の記事。
これ見ると、本場はチケット取るのすら大変みたいね。
GIVE&GIVE&GIVEの精神。
この世に絶望したら、人間の良さを取り戻せるかもしれないよ。
いつか行ってみたいですね。
まずはバーニング・マンJapanからかなあ。